なぜ、こんな感じか

※サムネイルの写真と本文は、全く関係ありません。

なぜ、こんな感じに毎日記事を上げているのか。何ごとも「最良」「最高」より「最適」が肝要というお噺。

まず、デジタルマーケティングに精通している割に、SEOやらSNS連携やら「多くの人の目に触れる施策」は一切していない点。DIKWピラミッドをご存知だろうか。もうここ数年、Googleなどもグローバルの場で良く触れてきていたし、人工知能学会でもよく話題にでるものだ。Data→Information→Knowledge→Wisdomを「知の四層構造」などと表現する。ただ、数年前、グローバルの人工知能学会で喧々諤々となった議題がある。「Wisdom」だけ「形而上の概念であり観念であるため、定義としてWidomを用いるのは適切ではない」と主にヨーロッパ系の方々から異論が出た。言われてみれば確かにその通りではあるが「Dataの行き着く先は個人個人の形而上の観念が定める知恵・智慧である」というのは、非常に面白い。その「Wisdom」が定義するわけだから「Knowledge」と整理される「Information」も最早、形而上の概念に近い。つまり有象無象、玉石混交の世界中に数多ある「Information」は、「Widom」の具材となる「Knowledge」となるためには、メタ的に「人格」の要素を帯び始める。

なんだか小難しい噺のようだが「世界で最も稼いでいる一人」「世界で最も足が速い一人」以外の「Information」は「Knowledge」となり得ないかと言われると、そんなことはなく「世界で100番目だけど日本人」「世界で数万番目だけど同じチームの先輩」などからの「Information」は、「Knowledge」として個々人の「Wisdom」に相当な影響(世界一位の発言よりも相当に)を与えることから考えれば、理解しやすい。人格が加わらないと、InformationはInformationの域から昇華できず、消化される一過性の「情報」止まりで終わってしまうのだ。

そのため、このサイトは過去に已己巳己と名刺交換をさせていただき、已己巳己の視座・視点にご興味を頂いた方だけに届けば、100%このサイトの「Information」は「Knowledge」となり届く。広く浅い関係性より、狭く深い関係性を望む已己巳己にとっては、閉鎖的なオウンドメディアだけで公開することが「最適」なのだ。

さらに、内容。タイトルに一貫性が無いし、サムネイル画像も適当。四方山話に加え、職務経歴小説という意味不明な誰得?と言った情報を垂れ流している。さらに良く突っ込まれるのが「句読点の使い方が間違っている」という指摘。このあたりも、全部、これが「最適」だから「わざと、意図的に、している」のだ。

タイトルや画像に一貫性が無いのは「まず、質より量を担保する。最近子育てなどもあり5年以上放置していたサイトなので、最低100記事以上毎日更新していきつつ、己を振り返る。100記事程度を超えてきたら分類してメニューやタイトル、説明画像なども必要に応じて作り上げる。」のが最適だと考えているから。

職務経歴小説は、先に述べた「人格」をより具体的にご理解いただきたいのと、本当に色々な仕事に携わってきたため自己紹介が30分でも終わらないという個人的なキャリアの都合もあり週末に一本記事を上げている。これも已己巳己にとって「最適」だからやっている。

で「句読点の使い方」については、結構言われるのだが、余計なお世話である。これからの時代は、人格を表すためにデジタル上での存在を証明する発信を行わないと、存在していないのと同義になる世界となっていく。リモート作業が当たり前の場で、悩んでようが、苦しんでいようが発信しなければ、それは無に等しいのだ。キングコングの西野はやっぱりわかっていて、youtubeで動画の中であってすら「うれしい〜、泣きそう〜」と常に言語化する(ほとんど泣いてないのだが)。発信しなければ、伝わらないのだ。

そんな時代にあって、已己巳己はどういった発信を強みにしようかと考えた。雑誌も編集していたし、動画の作成もできる、予備校講師だったので壇上で話すこともできる。散々考えた結果、「噺家」でありたいと決めた。「已己巳己さんのお噺は面白い、やる気になる、学びになる」それが一番うれしい瞬間なのだ。そのため、このサイトのように文章で表現する時も、それは文語体としての文章ではなく、口語的噺家的表現を心がけている。

まさに、上岡龍太郎の言う通りである。

ただ、文字の場合、人は内容だけでなく「形」を見ているし、脳内で「音」に変換しながら、読んでいく。そのため、それらが邪魔をしそうな部分にも句読点を多用する。文法が間違っていようが一般的な文章と異なっていようが、それが、已己巳己にとっては「最適」な表現手法なのだ。

公開したあとにも、文章を読み返し、こっそりチマチマ何度も編集をしつつ、已己巳己的な独自表現を創り上げていきたいなと思っている。

已己巳己が「最適」と考える表現が、「最適」で面白いと感じる方だけに届く。「面白くない」とサイトに再訪しない方との縁は、自動的に消えていく。そんなフィルターのような役割を担ってくれるこのサイトが、已己巳己にとって最適なものなのだ。

同じカテゴリーの記事

PAGE TOP