※サムネイルの写真と本文は、全く関係ありません。
日本全国、津々浦々と自治体さんのDX支援に訪れた。
どんな小さな町にも、名前を聞いたことがある立派なコンサルが入り込んでいる。
ただ、大抵の場合、現場からは嫌われているし、うまくいってる事例も見たことがない。
「コンサルが、低レベル」ということでない。
「コンサルが、合ってない」のだ。
「自治体の規模」と「担当するコンサルの規模」が合ってない。
もっと、地元の小さなコンサルから始めたほうが良い。そもそも、北海道で成功したものを、そのまま九州に持っていってもうまくいくほど自治体サービスのDX化は甘くない。北海道の2市町村でも、全く環境要因など異なることがたくさんあるのが実体である。
コンサルの規模も大きいから、単価も高い。だから関われる時間が中小とことなり、とても少ない時間しか壁打ちしてもらえない。小さい自治体のほうが、予算や人員の確保も難しく、時間がかかる。だから「合ってない」のだ。
京都府の笠置町にお伺いした時、予算がないというので首都圏に展開している「笠置そば」にスポンサー依頼して共に価値があるような取組から始めてみたら?と話したところ、笠置そばの存在を知っている方は一人しかいなかった。超大手のコンサルがついているこの町でも、こんなレベルのリサーチすらできていないのだ。「笠置」で検索すれば出てくるのだが。
何でもかんでも、最大・最先端が一番良いわけではない。「最適」かどうかが大切な時代。
「いい会社」というコンテキストも、時代や現場に応じて変化しているのだと思う。