東大大学院の大澤幸生先生

※サムネイルの写真と本文は、全く関係ありません。

人工知能学会やその他様々な学会で表彰されている大澤先生は、独自の視点でデータを活用する著名な方で政府・民間大企業とも様々な取組をされている。

昨日、久しぶりに飲みに行き、已己巳己の知性と観点を褒めていただき、共著のお話までいただいた。とても光栄であることはもちろんなのだが、ここにも已己巳己と大澤先生の出会いからここまでのコンテキストがあるから、とても感慨深いのだ。

今から10年ちかく前、已己巳己がデジタル系事業の責任者をしていたとき、Googleのアニュアルカンファレンスに参加すると、デジタルマーケ時代に勉強していたような話題は一切なく、ひたすらデータ活用の話ばかりで全くついていくことができなかった。

当時はまだAI、人工知能、データ活用などの話はそこまでブームとなっておらず、色々探してみると鹿児島で人工知能学会があるとわかった。そこで、配下のプログラマを10名程度引き連れて学会に参加することにしたのだ。

初めて参加する人工知能学会。様々な研究発表を片っ端から聞いてみるが、何を言っているのかさっぱりわからない。打ちひしがれて、誰とも名刺交換すらせず、共に参加した連中で固まり大人しくしていた。

最終日、その日もとりあえず、なにかしらの発表を聞こうと、何気にルームを選び入ってみると、壇上で教授二人が血眼になって大喧嘩している。よくよく話を聞くと「認知とメタ認知はどちらが正しいか」ということのようだ。「冷たいと気持ちいい」という2つの認知は、別々のものか、冷たいという認知に対するメタ認知なのか、ということを言い争っている。どう考えても、答えなど無いとおもうのだが、教授の一人は目が血走っており、狂気を感じる。まるで格闘技イベントのような空気が流れるルームで、こんな面白い研究者もいるのだと嬉しくなった。

その後の懇親会、勇気を振り絞って、血走っていた教授にだけ名刺を渡して、そそくさと会場を後にした(下手に話して無知すぎることがバレると恥ずかしいので)。

それから数年がたち、ウフルに入社。その1年後くらいに、ウフルが東大と共同研究するというので、内容を見てみると、まさに、その時、一人だけ名刺をお渡しした教授、大澤先生その人の研究室だったのだ。

奇跡の出会い。

ただ、こちらはあまりに詳しくないため、恐る恐るではあったが、久しぶりにお会いしたい思いが強く、共同研究に已己巳己も入らせてもらい、そこから4年ほど様々なデータ解析をご一緒させていただいた。

大澤先生がすごいのは、認知側をしっかりと意識しているデータサイエンティストである点だ。小さな自治体で、参加者のほとんどが住民であるような時でも、参加者が認知・理解できる形でのInとOutとしっかりと意識されているところだ。共同研究の事例は、先日のDSAオープンフォーラムでも登壇させていただき発表したが、NTTやNECという大企業の方々にも高い評価をいただけた。

最初の出会いから10年近くが経ち、先の言葉をかけていただけたのだ。「一生涯お付き合いしていきたい」とまでおっしゃっていただいた。

「できるようになったら、やる」のではなく「やります、と言って、できるまでやる」「やれば、できる」というのは、新聞配達員から早稲田に受かった時から已己巳己の基本姿勢とはしていたが、東京大学大学院の教授レベルにある方に対しても、この姿勢は通用するのだと嬉しくなった。

こういったつながりが、たまらなく好きで、仕事をしている。

そう実感した夜だった。

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